フェリエンログ

自転車みち

ドイツには、一部日本人の間で「自転車みち」と呼ばれている通行スペースがあります。車道から一段高くなった歩道の一部に設けられているのですが、一応本当の歩道とは色分けがされています。写真で見ると左側のアスファルト色をしたのが、「自転車みち」。右側、煉瓦色の部分が歩道ですね。
この「自転車みち」というのは、都市部では必ず確保されていて、たとえ歩道の一部に設けられなくても、車道の一部を白線で仕切って確保されています。そんなところから、歩道と一体化した「自転車みち」に進入するポイントでは、写真のような標識が立っているわけです。
拡大すると、こんな感じ。この「自転車みち」というのが、日本人歩行者には結構やっかいで、ついついそこにはみ出して歩いてしまうんです。そうすると後ろから猛スピードで走ってきた自転車にベルを鳴らされ、本気で怒られます。特にヘルメットをかぶってサイクリング・スーツに身を包んだ人たちが怖いですね。8年前に住んでいたミュンヘンでは、来たばかりと言うこともあり、このようなバイカーに何度も轢かれそうになりました。走り去った後も後ろを振り返って、「○×△！」と叫んでましたっけ。当時はほとんどドイツ語がわからなかったのですが、たぶん「どこ歩いとんじゃ！このボケ！」くらいなことを言ってたんでしょうね。

ドイツの携帯電話

ドイツで普及している携帯電話は、概して大きく、重たい。日本の方から見ると、一昔前の携帯電話というイメージでしょうか。日本では、iモードの普及によって折りたたみ式のタイプが定着し、小型化競争も終わったようですが、このタイプはドイツでも1年くらい前からようやくちらほら見かけるようになりました。ただ、メーカーが一生懸命宣伝している割には、まだまだ一般的ではありませんね。

写真の携帯電話は、2年ほど前に会社から支給されたノキア製のものです。今でもこれと全く同じ型が機能アップした形で販売されています。個人的には何の不満もありませんけどね。バッテリーはよく持つ方だし、BluetoothがあるのでPDAでメールを拾えるし。一応インターネットにも接続できますが、サッカーのライブをチェックする以外は役に立ちません。
そもそもドイツ人は、「小さい」ことに価値を認めていません。あまり小さいと、「ボタンを押しにくい」、「ホールディング性が悪い」というのですが、彼らのでかくて太い指を見ると、わかるような気がします。メーカーは違っても、写真のようなサイズが最も普及している気がします。

ちなみにドイツの携帯電話シェアは、ノキア、シーメンス、モトローラの順です。その次あたりにソニー・エリクソンがきますかね。サムソンも健闘しています。日本メーカーが顔を出さないのは、シェアを取ろうとすると前述の理由で二重投資となり、効率が悪いからではないでしょうか。つまり、日本では折りたたみ式の携帯電話を作って、欧州で一体型のものを作るのは割に合わないと。実際最近になって、パナソニックやシャープ製の折りたたみタイプが、よくカタログに載るようになりました。先日同僚が携帯電話を無くし、会社に無理を言って（会社のスタンダードではないので）パナソニック製の折りたたみタイプを買ってもらったそうですが、結局普通の携帯と同じ使い方をしています。

フェリエンログへようこそ！

フェリエン（Ferien）とは、ドイツ語で「休暇」の意味です。ドイツに住んでいて気がついたことをのんびり綴っていこうと思います。
わたくしBUBUも、ドイツに滞在して8年が過ぎてしまいました。たまに日本へ一時帰国すると、逆に「ふ～ん」と思ったりします。
決してドイツ語が達者なわけではないので、思い込みや独断と偏見に満ちたメッセージがあるかもしれません。某テレビ番組以上に何の役にも立ちませんが、ドイツに興味のある方に楽しんでいただければ幸いです。
BUBUでした。