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いよいよ始まりました、ファッシング(Fasching=カーニバル)。前回の記事で、「カーニバル(謝肉祭)って何?」というリンクを貼りましたが、今日はもっと素晴らしい解説を紹介します。HP「ネッカーの散歩道」の管理人、夕起子さんによる「Karneval/Fasching(カーニバル)とは?」という記事です。ドイツの文献も参照して書かれた力作のようで、これを読めばドイツのファッシングがすべてわかると言っても過言ではないでしょう。
始まったと言っても、ファッシングへの参加団体などは去年の11月11日から動き始めているわけで、今日からの一週間は本格的な盛り上がりを見せる「ファッシング週間」というわけです。そこで初日の今日は、「女たちのファッシング」と呼ばれる木曜日。11時11分から(気の早い人は朝から)、女性がはさみを片手に走り回ります。獲物は男性のネクタイ。会議中でもおかまいなし。「ちょっと失礼」と言って次々とネクタイを切っていく女性の目は、やはりトリップ状態です。 ドイツに来た当初はさすがに腰を抜かしましたので、ドイツ人に背景を聞いたことがあります。 「もともとは17世紀か18世紀にケルンで始まった習慣。どうして男だけファッシングの間は飲んで食べて踊って、女は家事をしなければならないのか。『洗濯は女の仕事』という男の常識に反発して、衣類として男の象徴であるネクタイを切ることが始まった。」 ということらしいです。 社内を一巡してゲットした獲物(=ネクタイの切れ端)は、オフィスの壁などに戦利品として飾られたりします。悲惨なのは、この習慣を知らないでドイツへ出張に来てしまった人たち。以前運悪くこの日に日本から来た人は、来る途中にパリで買ったエルメスのネクタイを切られてしまい、泣いてました(号泣) わたしもうっかりお気に入りのネクタイをしていったときに、あわててはずそうとしたのですが、「フェアじゃない!」と女性にたしなめられたことがあります(涙) (事情により、使用した写真は削除しました)
by bubu1999
| 2005-02-04 07:17
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