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雨の日曜日となると、困ってしまうのはわたしだけでしょうか?「閉店法」が健在のドイツで、お店は休み。さすがに一日中、家から一歩も外へ出ないというのはかわいそうなので、「今日はどこへ行くの?」という子供たちの声が、大いにプレッシャーとなるのです(^^;) 「宿題は済んだのか?時間割はそろえたのか?」と時間稼ぎをしながら、フランクフルト地域のお祭り情報を密かにチェックしたりするのでした。 今日の結論は、「リンゴ酒電車に乗ろう!」 子供たちの第一声は、「なに?それ(-_-)」 「真っ赤な電車に乗って、リンゴジュースとお菓子をいただきながら、フランクフルトを一周するんだよ」と説明すると、ジュースとお菓子に誘われて、その気になってくれました。 ------------------------------ 「リンゴ酒(Apfelwein=アップルワイン)」というのは一応フランクフルト名物で、文字通りリンゴから作ったワインです。ただし、正直言ってわたしはあまり好きではありませんが(^^;) 「夏の天気がいい日に、テラスで」と、条件がそろえば悪くないのですが、はっきり言って美味しくないんです。甘くないサイダーを飲んでる感じ、と言えばわかってもらえるでしょうか… 「リンゴ酒電車」の正式名称は、「Ebbelwei Express」。「Ebbelwei」というのは、ヘッセン州の方言で「Apfelwein」のことだそうです。週末のみ運行している観光用路面電車で、約1時間かけて町を一周します。運賃は大人5ユーロ、子供がその半分。これにアップルワインかアップルジュース、もしくはミネラル・ウォーターにスナックが付いてきますから、安いですよね♪地元のアップルワインメーカーである、Possmann社がスポンサーをしているのでしょう。 10年近く住んでいるフランクフルトですが、こうやって路面電車で回ってもらうと、意外な発見もあります。子供たちは車窓からの景色そっちのけで、ジュースとお菓子を楽しんでいましたが(^^;) わたしの興味を引いたのは、その車体。年代物という言葉で片づけるには惜しかったので、ちょっと調べてみました。さすが、ネットの百科事典「Wikipedia」、ちゃんと載ってました。製造初年が1928年で、1988年には広島市へも寄贈されている、云々。 窓際に取り付けられたボトル・ホルダーの板や木製の床が黒光りしていて、後で思い出しても「なるほど」と思ったのでした。
by BUBU1999
| 2005-09-12 07:50
| フランクフルト
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